氷。

 いかがお過ごしでしょうか、カニです。
現代においては氷というものは冷蔵庫で当たり前に作れますが、江戸時代には貴重で希少なものだったのです。
時の将軍に献上するために富士山の氷穴から氷を切り出し、それを外気に当たらぬようしっかりと綿に包み、桐の箱に入れ、馬に乗って大急ぎで届け、再び箱を開けた時にはほんの小さなかけらになっていたとか…。
ナポレオンもアルプスから氷を届けさせてシャーベットを作ったという話を読んだ事があります。
この夏のテーマは「節電」。
素朴なアイスクリームとうちわで一服の涼を取りましょう。